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琉球新報から転載

いかに生きるか
~「心の教育」と「内観法」講演会~

沖縄内観研究会 平山恵美子

「いかに生きるか-心の教育と内観法の視点から」の講演が、3月10日(土)午後2時から5時、沖縄県青年会館(那覇市久米2-15-23電話864-1780)にて催されます。
何か心の中に穴が空いているような気がする。自分自身がいったい何者なのかわからない。理由もないのになにか寂しい。夢や希望が見つからない。家族や友達とも心が通い合わない。こうしたつかみどころのない自分の心の中に深く入り込み、忘れかけていた自分の大事な心を探して幸せになるにはどうするか。小学生から大人まで実践できるわかりやすく効果的な考え方や方法を紹介します。
いじめ自殺、不登校等青少年の荒れの背景には、社会構造の変化や家庭生活の変化があり、今まで良しとされてきた価値基準が揺れ、混沌とした社会状況があります。一部では、新沖縄県教育委員長としての立場から、精神科医でもある中山勲先生に、今、教育に何が必要か、教育の力をどのように生かしていくか、対談でお話してもらいます。
人生に不幸な出来事はつきものです。家庭における親子の葛藤や夫婦間の不満、学校でのいじめの問題、職場での人間関係のもつれ等があります。日本の自殺者は、年間3万人を越えました。二部は、真栄城輝明先生(大和内観研修所所長)に、「生きづらさからの解放-内観法の視点から」と題する講演です。多くの県民の参加をお待ちしています。
参加費千円、当日受付。(問合わせ先:沖縄内観研究会 平山恵美子 電話946-3966)
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沖縄タイムスから転載

いかに生きるか、生きづらさからの解放          
長田清58才(医師)
 
いじめ自殺、不登校、学級崩壊、体罰など学校を取り巻く問題が新聞に載らない日はありません。明るく楽しく希望に満ちあふれた学舎であるべき学校が、つらく苦しい環境になり余裕をなくした子ども達の間でいじめが起こっています。一方で仕事量が増大し、結果(成績や競技の順位)だけが求められる教師には余裕がなく、いじめ問題などに適切に対応する力も失われ、心理的ストレスにより休職する教師の数が増えています。しかし、現在の学校を取り巻く問題は社会現象として起こっていることであり、教師個人の責任としてとらえてはならないと思います。県PTA連合会も「いじめ根絶と命の尊さを訴える」緊急アピールを採択し、家庭教育の大切さを確認しています。地域社会、学校、家庭が協力して問題に取り組む姿勢が必要です。
先日、沖縄県教育委員長の中山勲先生にお話を聞く機会がありました。「教育の目的は、いかに生きるかを問いかけること。どんな職業を通じてそれを追求するかは人それぞれだが、授業で勉強を詰め込むより、どのように生きるかということを追求すべきである。受験やスポーツで競争に勝つことが優先されているが、お互いを助け合ったり、磨き合ったりして友情をはぐくむことも大切で、それを教えることが教育だ」という考えをお聞きして共感いたしました。私たちが久しく忘れていた言葉だと思います。
ややもすると利己主義に流される風潮の中、相手の気持ちを思いやることが今こそ求められています。そこで内観法という自己修養法(治療法)が役に立ちます。内観法では「して貰ったこと」「して返したこと」「迷惑かけたこと」の3つの視点から周りの人間関係を見直していく作業をします。そのことにより、自己中心的な物の見方が改まり、周囲への感謝の気持ちが湧き上がり、思いやりの気持ちを取り戻すことができます。その結果対人ストレスが解消されて心身の健康が取り戻せます。大和内観研修所の真栄城輝明先生から次のようなメッセージを戴いています。「人生に不幸な出来事はつきものです。家庭における親子の葛藤や夫婦間の不満だけでなく、学校ではいじめの問題が頻発し、職場では人間関係のもつれから不適応に陥る人が増え、この国の自殺者は3万人を越えました。この生きづらさからどう解放されるか、について内観はどう考えるか、紹介しようと思います。」
そこでこの度、お二人を講師にお招きして『いかに生きるか-心の教育と内観法の視点から』と題した講演会を行います。3月10日土曜日、午後2時より5時まで。沖縄県青年会館(那覇市久米2丁目)。参加費1000円。主催:沖縄内観研究会、後援:沖縄県教育委員会。多くの教職員、保護者の方のお越しをお待ちしています。
問い合わせ沖縄内観研修所(電話948―3966)長田クリニック(833-7878)
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